長男うみ君は3歳で生まれつきの耳瘻孔の手術をしました。
生まれつき耳の穴の横に小さな穴が開いており、将来的には手術が必要だと言われていました。
しかしながら膨らみ色が変わったり、化膿することもなかったため様子見をしていました。
その間耳鼻科に通院することもあったため先生とも相談をしつつ問題なく月日が過ぎました。
うみ君が2歳の冬遂に急に膨らみはじめたのです。
大分大きくなっていたことから手術が必要か耳鼻科の先生に相談すると、「なるべく手術はしない方向で様子見した方が良い」とのアドバイス。
そのため様子を見ていました。
出産時の病院の小児科の先生には「形成外科」で手術になると言われていたので、
どこの病院に行けば良いかもわかりませんでした。
膨らみ始めて2か月頃、化膿して赤く膨らみ痛がるようになりました。
その状態で再度耳鼻科の先生に相談するも、様子見とのこと、、
やはりほっておくわけにはいかず、かかりつけの小児科の先生に相談すると、
耳鼻科を変えてみる様にアドバイスをいただき、もしかすると手術をせずに細い針のようなもので対応できるかもしれないとのこと。
紹介状をいただき早速総合病院の耳鼻科へ。
大分膨らんではいるが子供のため様子見との判断。化膿止めの軟膏を処方されるのみで、定期通院となりました。大人であれば、針のようなもので刺して膿が出て終わりのようだが、子供の場合「動いて危ない」「一度嫌な思いをすると絶対にみせてくれなくなる」ことから取り急ぎ様子見となった。
化膿している部分が破裂して、中身が出てくればラッキーと言われており、その後すぐ破裂しました。
これで一件落着かと思いきや、膿が出続け、痛みも治まらず。
保育園に通っているためお昼寝時に布団を汚すことも気になってしまう状態。
遂に「手術を考えた方が良い」となるも、この時通院していた総合病院では子供の手術をしておらず、入院も出来ないため、
再度転院となりました。
結果的に市立病院の耳鼻科に転院し、全身麻酔での手術。
手術時間は1時間程度ですが、手術前検査で採血・心電図・レントゲン検査が必要で、
前日からの2泊3日の入院です。
子供の耳鼻科通院も押さえつけなければならないためとても大変でしたが、
手術前検査も嫌がりながらでとても大変な思いをしながらです。
いざ入院となっても、手術前日は本人は元気な為親が面会後に帰宅すると大泣き、、
可哀そうな気持ちで胸が痛かったですが、その時生後2か月の子供がいた私は付き添い自体ができませんでした。心を鬼にして帰宅し、次の日は朝から病院へ。
うみ君の元気な姿を見て安心したのも束の間、手術室まで送り、全身麻酔から起きなかったらどうしよう。という不安とともに手術が終わるのを待ちます。
予定より30分程多く時間がかかり無事に手術が終わったと言われホットしたのを覚えています。
うみ君を手術室へ迎えに行くと丁度目を覚ましていましたが、怖いのを我慢していたため目がうるうる。泣くのをこらえている姿に親である私も泣きそうになってしまいました。
病室に戻っても耳の痛みが少しあったり微熱があったりと不安要素は沢山あり、また面会時間が終わりうみ君をおいて帰宅。
やはり離れるときは大泣きしていましたが何とか離れ不安を抱えながらも、翌日退院できることを期待しながら待つしかありません。
翌日9:00頃電話があり、退院が決定し、うみ君を迎えに。
まだ包帯を外せない状態だったので、どこにも行けず家で安静に。
その後3日程度はテープを張ったままで生活していました。
保育園に行っても問題ないとは言われていましたが、気になってしまうと可哀そうなのでお休みし、家でゆっくりして過ごしました。
退院から3日後の外来で無事にテープもはがれ綺麗になった耳を見ることができました。
穴は骨まで貫通していたようですがよく見なければわからないほどきれいになっていてとても安心したのもつかの間。
もともと聞こえはよくない方でしたが、耳瘻孔の手術をした後も耳の聞こえは良くなっていませんでした。
外来で相談すると今度は滲出性中耳炎の可能性が高いとのことでした。
安心したのも束の間、また通院の日々が始まったのです。
滲出性中耳炎についてはまた後日。
今日はこの辺にしておきます!
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